【2023年の商船三井の株価】増配方針と堅調な業績
2023年1月31日に発表された2022年度第3四半期決算と、あわせて発表された増配方針は商船三井の株の押し上げ要因となったと思われます。
第三四半期までの堅調な決算を受けて、年間配当560円とする見通しを発表しました(うち300円は中間配当ですでに実施済)。
商船三井は配当利回りが3月14日の終値(3540円)をもとに計算すると15.8%に上るなど、好業績時には高配当株として着目されやすい株式です。そのため、このような増配発表は株価にとってプラス材料になったと言えます。
また、第三四半期までの堅調な業績も材料になったと思われます。持分適用会社であるONE社も含めた経常利益で見ると、第三四半期における前年同期比で2515億円の増益となる、7392億円となっております。
持分適用会社のONE社とともに行っているコンテナ船事業は、世界経済の減速を背景に市況としては決して追い風ではない中で、上半期における利益の積み上げもあり利益を維持できたことが好感されたと考えられるでしょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)