【おひとりさまの老後対策】現役世代から老後計画を立てる3ステップ
ひとり暮らしで老後を迎える場合に次のステップで老後計画を考えるといいでしょう。
おひとりさまの老後対策1.現状の把握と老後の目標額の設定
まずは現在の貯蓄を確認しましょう。
貯蓄は老後資金の原資ですから、預金や株式などの金融資産をもとに計算します。
次にねんきん定期便やねんきんネットで、将来の年金受給額を把握しましょう。
受給額は額面ではなく、税金や社会保険料を引いた手取りでおおよその金額を把握するようにしましょう。
そして、老後の目標金額を設定します。
老後の生活費や住居費、医療費、介護費用などを見積もり、老後を迎えるまでに達成したい目標金額を試算します。
生活費は長生きした場合を想定して多めに見積もっておきましょう。
おひとりさまの老後対策2.資産形成や収入源の確保
目標金額を用意するために、毎月、毎年いくら貯金すればよいのか具体的に計算します。
資産形成には定期的な貯金や積立投資、保険などさまざまな選択肢があります。
投資に関しては、老後の資産形成を後押しするためNISAやiDeCoなど制度が用意されています。
たとえば、iDeCoは自分で金融商品を選び、毎月一定金額を積み立て、運用益が非課税になる私的年金制度で、将来の年金を増やすことができます。
iDeCoには税制優遇措置があり、掛け金が全額所得控除の対象となります。
また、老後の収入源を確保するために、副業や定年後の就業継続なども考慮する必要があります。
おひとりさまの老後対策3.健康管理と生活設計
老後生活において、健康な体は重要な要素です。
健康的な生活習慣を維持することは、老後を快適に過ごすために必要でしょう。
適度な運動やバランスの良い食生活などの健康管理に加え、社会的なつながりを維持し、生活設計を見直すことも大切です。
健康な体作りは老後を迎える直前に一朝一夕でできるものではなく、若い頃から継続する必要があります。
健康でいることで長く働くことも可能でしょう。