1. 独身で老後を過ごす人をデータで見る
最近では、老後を1人で生活する人が増加傾向にあります。以下は内閣府の「令和4年版高齢社会白書」から、65歳以上人口に占める1人暮らしの人の割合の推移です。2030年と2040年のデータは推計値です。
男女ともに2000年から単身者の割合が大きく増え、将来的にも増えていくことが想定されます。
2040年の推計値では男性が全体の5分の1、女性は4分の1が1人暮らしになる見込みです。
また、同じく内閣府より公表された「令和4年版少子化社会対策白書」によると、50歳時の未婚割合も近年急上昇しています。
男女ともに50歳時点の未婚割合が増加していることがわかりますが、近年は特に女性の未婚割合の伸びが顕著です。
50歳時点で独身の人がその後もずっと1人とはかぎりません。しかし、一般的に50歳になるとキャリアや家族状況に一定の目処が立つと考えられます。
50歳時に独身で結婚の予定がない場合、1人暮らしの老後について対策を立てる必要があるでしょう。