約半数が自身の職場で「女性が活躍していると思わない」と回答

アスクル株式会社は、事業所を対象に「働く女性の意識」に関する調査を行いました。

調査概要は下記のとおりです。

  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:事業所向け(BtoB)サービス「ASKUL」に登録している25超の業種
  • 調査エリア: 全国
  • 調査期間:2023年2月1日(水)~2月8日(水)
  • 回収サンプル数:882 ※女性のみ
  • 設計・実施・分析: ASKUL事業本部 ブランド戦略・リサーチ
  • リリース公開日:2023年3月2日

上記調査の結果、自分の職場で女性が活躍していると回答した人は「48.7%」となり、約半数は「思わない」と答えています

自分の職場で女性が活躍していると思うか

出所:アスクル株式会社「アスクル株式会社 ASKUL事業・リサーチ専門チーム全国の仕事場におけるニーズを探る「働く女性の意識」に関する実態調査」

職場で女性が活躍していると「思わない」または「あまり思わない」と回答した人が、女性の活躍を阻害する要因として挙げたのは「男性優位の職場環境」「職場の風土や経営意識」でした。

女性の活躍を阻害する要因とは

出所:アスクル株式会社「アスクル株式会社 ASKUL事業・リサーチ専門チーム全国の仕事場におけるニーズを探る「働く女性の意識」に関する実態調査」

同調査において、「自身の会社は女性が活躍していない」と回答した業種で多かったものとして「設備工事」や「IT・情報・通信サービス」がダントツで上位となっていました。

その一方で、「自身の会社で女性が活躍している」と回答した業種で多かったものとして「介護・医療」などが上位となっています。

自身の会社で女性が活躍している業種

出所:アスクル株式会社「アスクル株式会社 ASKUL事業・リサーチ専門チーム全国の仕事場におけるニーズを探る「働く女性の意識」に関する実態調査」

上記のように、どうしても男女で活躍しやすい職種が分かれているため、業種別でみると活躍できる・できないが分散してしまうのは致し方ないでしょう。

とはいえ、女性の活躍を阻害する要因のなかには、「支援や対策のための制度がない」「産休や育休が取りにくい」といった内容も存在していることから、女性が活躍しやすい業種においても働きにくいと感じ、退職せざるを得ない状況があるとうかがえます。