約7割の女性が出産を機に退職していた
少し古い統計にはなりますが、厚生労働省の「平成20年度両立支援に係る諸問題に関する総合的調査研究報告書(委託調査:三菱UFJリサーチ&コンサルティング)」によると、出産前まで働いていた女性の約7割が「出産を機に退職」をしており、仕事と育児の両立の大変さがうかがえます。
また、妊娠や出産の前後で仕事を辞めた理由としては、「仕事と育児の両立が難しかった」「解雇・退職勧奨された」という意見が3割強もいました。
では、近年ではどのように情勢が変わっているのでしょうか。
仕事と子育てが両立できるような制度が増加傾向にあるものの、その制度自体を知らなかったり、利用するタイミングがなかったりと、まだまだ積極的に活用できていない状況にあるといえます。
次章で詳しくみていきましょう。