2.【老齢年金】60歳代「ひとり世帯」厚生年金と国民年金を確認

日本の年金制度は国民年金と厚生年金の2つの階層があります。

20～60歳未満の方が原則加入する国民年金と、会社員や公務員などが加入する厚生年金です。

2.1 60～69歳の厚生年金の平均受給額

2022年12月に公表された厚生労働省「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、60歳から69歳までの厚生年金の平均受給月額は以下のとおりです。

出所：厚生労働省「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」

国民年金を含む厚生年金の平均受給月額は60歳から64歳で7万7274円、65歳から69歳で14万3613円です。

一般的な年金受給開始年齢は65歳からとなっており、60〜64歳は特別支給の老齢厚生年金の金額です。65歳以降を参考にしましょう。

2.2 60～69歳の国民年金の平均受給額

上記の資料によると、国民年金の平均年金月額は60歳から64歳で4万2512円、65歳から69歳で5万7739円です。

受給開始は65歳なので、65歳以前は繰上げ受給した場合の金額です。

国民年金の満額は6万4816円なので、満額受給できない人が多いことが分かります。

受給額は加入期間や支払った保険料によって変動します。