4.【国民年金】付加年金でさらに増額
国民年金の任意加入制度を利用した場合に、付加保険料を納めることで、さらに年金額を増やすことができます。
毎月の保険料に加えて、付加保険料として月額400円を納めると、老齢基礎年金と合わせて付加年金を受け取ることができます。
付加年金額(年額)=200円×付加保険料納付済月数
たとえば、60歳から65歳までの5年間、任意加入をして、毎月の保険料に加えて付加保険料を納付すれば、付加保険料の総額2万4000円に対し、付加年金額は1万2000円となるので、2年で元が取れることになります。
65歳から年金を受け取り始めれば、67歳以降は丸々プラスとなり、増額された年金は一生涯続きます。
注意点としては、物価スライドがないため、物価上昇に対応できない点があります。
ここでは任意加入とセットで紹介しましたが、付加年金は国民年金第1号被保険者に認められている老齢基礎年金の上乗せ制度です。
納めた保険料の半分が年金額に加算されるので、年金を増やすには効率のいい制度です。少しでも年金額を増やしたいと考えている人は早くから付加保険料を納めるよいでしょう。