新年度に小学校入学を控えるお子さんがいる家庭では、子供部屋の環境づくりに悩んでいるのではないでしょうか。
小学校入学を機に住宅購入を検討する方も多く、子ども部屋の間取りや大きさを考え始める方もいるでしょう。
積水ハウス住生活研究所では、小学生の長子をもつ全国の 20~60代の既婚男女を対象に「小学生の子どもとの暮らしに関する調査(2023年)」を実施。
2023年3月3日に公表された結果からは、子ども部屋の保有率や使用状況が浮き彫りになりました。
家づくりを考えている方はぜひチェックしてみましょう。
間取りはどうする?子ども部屋は必要なのか
積水ハウスの調査結果から、子ども部屋の保有率や与えた年齢を見ていきます。
子ども部屋の保有率
- 小学校1~2年生男子:37.0%
- 小学校1~2年生女子:45.7%
- 小学校3~4年生男子:48.9%
- 小学校3~4年生女子:54.7%
- 小学校5~6年生男子:58.3%
- 小学校5~6年生女子:73.2%
男女ともに、小学校低学年までに子ども部屋を与えられている人は半数以下です。
またいずれの年代においても、女子の方の割合が高い結果となりました。
子供部屋を与えた時期
子ども部屋を与えたタイミングは、「小学校1年生(27.8%)」と「幼稚園年長相当(15.9%)」が多い結果となりました。
子供部屋を与えた理由については、与えた時期により少し傾向が異なるようです。
幼稚園年長相当までに与えた人は「子どもに独立心をつけるため」、小学校1年生は「(将来)一人で勉強できるように」、2~3年生は「(将来)一人で寝られるように」が多く見られました。
また子供部屋を与えていても寝るのは家族と同じ寝室という人も一定数います。
子供部屋を与えたからといって、一気に生活空間が変わるというわけではないようですね。
では勉強は家の中のどこでするようになるのでしょうか。
子供部屋で勉強する子は2割だけ
同調査から、子どもが実際に勉強している空間も見ていきます。
子供部屋で勉強する割合
- 小学校1~2年生:15.6%
- 小学校3~4年生:19.4%
- 小学校5~6年生:28.3%
勉強する空間を「子ども部屋」と回答した人は 22.2%で、学年別に見ても小学校4年生までは2割以下となりました。
学校の宿題では音読や丸付けなど親が関わることも多く、子供部屋よりもリビング・ダイニングなどの共用スペースで行う家庭が多いようです。
高学年では一人学習も増えますが、それでも3割未満にとどまるようです。
小学校入学を機に子ども部屋を考えている方も、学習机は焦って購入する必要がないのかもしれません。
その代わり、リビング・ダイニングに学習できるスペースが必要になることも。
ダイニングテーブルでも代用できますが、食事のたびに勉強道具や消しカス等を片付けることにストレスを感じることもあります。
入学しないとわからないこともあるため、生活のリズムをつかんでから徐々に環境を整えてもいいでしょう。
女性の8割以上はリビング・ダイニングで在宅勤務
コロナ禍を契機として「在宅勤務」が広まりましたが、女性の場合は8割以上が仕事をする場所として「リビング・ダイニング」と回答しました。
- 子どもの様子を見ることができる(50%)
- 子どもといつでも会話ができる(38.2%)
- 子どもに不安や孤独感を与えなくてすむ(32.4%)
とする理由が多く挙がっています。
子どもが小学校低学年の間は宿題を見てあげることもあるため、同じ空間で勉強・仕事をしている家庭も多いでしょう。
ただし、子どもが成長するにつれて空間の使い方は変化していくことが予想されます。
子どもが部屋で学習するようになるとリビング・ダイニングで在宅勤務するメリットも薄れ、書斎を望むようになるかもしれません。
家づくりにおいては、今の家族のあり方とともに、長期的な視点も必要になってきます。
家族の成長を見据えた家づくりを
子どもの小学校入学を機に「住宅購入」を考える家庭も多いです。
お子さんが「自分の部屋」に憧れるようになると、与えてあげたいと思うかもしれません。
ただし、実際には子供部屋を与えても、寝たり勉強したりする空間は子供部屋以外ということも多いことがわかりました。
今の家族の姿だけでなく、今後成長した後のことまで考えて、家族に合った家づくりを進めていきたいですね。




