人口ピラミッドでわかる日本の少子化
2022年の出生数は80万人割れとなり、政策や議論の裏で着実に少子化は進んでいます。
最後に総務省統計局「人口推計(2021年(令和3年)10月1日現在)」より、実際に日本の人口ピラミッドを見ていきましょう。
最も多いのは「72~74歳」で1947~1949年の第1次ベビーブーム世代、次いで「47~50歳」で1971~1979年の第2次ベビーブーム世代となっています。
一方で年代が若くなるほど人口は減少し、たとえば男性の場合は第1次ベビーブーム世代と第2次ベビーブーム世代ともに100万人近くいるものの、15歳未満は40~60万人ほどとおよそ半数になっています。
同調査によれば、65歳以上人口の割合は28.9%で過去最高を記録。いかに日本の少子高齢化が深刻化しているかがわかるでしょう。
少子化対策にさまざまな面からアプローチを
今回は20~30歳代の貯蓄を確認してきましたが、経済的な問題だけでなく、仕事と育児の両立の難しさなど、さまざまな面から少子化対策に対しておこなうべきアプローチはあるでしょう。
人口ピラミッドからもわかるように、以前から少子化は進んでいるため、日本の少子化対策は急務といえます。
参考資料
- 厚生労働省「人口動態統計速報(令和4年12月分)」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯](令和4年)各種分類別データ」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)各種分類別データ」
- 総務省統計局「人口推計(2021年(令和3年)10月1日現在)」
宮野 茉莉子