20歳代の貯蓄「平均」と「中央値」はいくら?【二人以上・ひとり世帯別】
今回は金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」より、まずは20歳代の貯蓄について、ひとり世帯と二人以上世帯にわけて確認していきます。
20歳代ひとり世帯の貯蓄(平均・中央値)
- 平均:176万円
- 中央値:20万円
- 貯蓄ゼロ世帯:42.1%
20歳代といっても就職したての方もいるため、約4割は貯蓄ゼロでした。次に多いのが貯蓄100万円未満で22.6%となっており、より実態に近い中央値は20万円です。
20歳代二人以上世帯の貯蓄(平均・中央値)
- 平均:214万円
- 中央値:44万円
- 貯蓄ゼロ世帯:35.7%
二人以上世帯になると中央値は44万円となっています。ひとり以上世帯より増えるものの、余裕があるとは言いにくい水準でしょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。