70歳代「ひとり世帯」貯蓄ゼロの割合はどれくらいか
原則、年金は65歳から受給開始なので、70歳代は年金で生活する人が多いと思います。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によると、70歳代・単身世帯で貯蓄ゼロ世帯の割合は28.3%です。
70歳代ひとり世帯の貯蓄の平均と中央値
- 平均:1433万円
- 中央値:485万円
70歳代「ひとり世帯」の約3割は貯蓄ゼロです。
一方で貯蓄3000万円以上の世帯は16.1%であり、貯蓄額の両極化が見られます。
他の年齢層と比較するとどうでしょうか。
50~60歳代の次に平均値と中央値の乖離が大きく、世帯間の経済格差が激しいことが分かります。
その一因として、60歳代で定年退職し退職金を受け取る人が多く、金額の多寡によって差が生じると予想されます。