長く働き続けるという選択肢も

長く働き続けること、給与収入を得ることができ、年金に頼らずに生活することも可能です。

総務省統計局「労働力調査(基本集計)2022年(令和4年)平均結果の要約」によると、65歳以降の就業率は以下のとおりです。

  • 65~69歳:50.8%
  • 70~74歳:33.5%
  • 75歳以上:11.0%

約半数の人が70歳まで働いています。

厚生年金は、加入期間が長いと受給額が増える仕組みです。70歳までは厚生年金に加入できるので、70歳まで働けば受給額を増やすこともできます。

また、年金には繰下げ受給があります。

65歳で受給せずに、66歳以降75歳まで繰下げて受給する方法です。

繰下げ受給すると、1カ月あたり0.7%増額されます。75歳まで繰り下げした場合、増額率は84%で、その増額率は一生変わりません。

給与収入がある間は年金を受給せず、退職後に年金を繰り下げ受給することで年金額を増やせる場合もあります。

ただ、実際に得になるかは個人差があるため、慎重に検討しましょう。