そもそも雇用保険とは
雇用保険とは、失業等給付を支給するための社会保険制度です。
労働者を守るという性質上、適用事業所に雇用される労働者は適用除外となる場合をのぞいてすべて被保険者となります。
雇用保険にはいくつか種類があります。
- 基本手当
- 就職促進給付
- 教育訓練給付
- 雇用継続給付
- 育児休業給付
失業した際、次の仕事を探す間に支給される給付金には馴染みがあるかもしれません。
また、原則1歳未満の子を養育するために育児休業をした場合に支給される育児休業給付金も、雇用保険からの支給です。
昨今は新型コロナウイルスの感染拡大等も影響し、失業者が増加していると言われます。また雇用調整助成金も増額されたことにより、雇用保険料に影響する形となりました。
2022年4月、2022年10月と2段階で引き上げが行われました(4月は雇い主が払う保険料のみ)が、2023年4月にも引き上げられることになり、手取り額に影響が及ぶでしょう。
厚生年金保険料に比べると少額かもしれませんが、それでも手取り額が減るのは労働者にとってつらいものがあります。
知らずに手取り額が減っていることのないよう、制度の改正についてはしっかり注視しておきましょう。