この時期は就職・転職活動をはじめる方が多くなるでしょう。
現在就職活動中の方は、自分のやりたい仕事に就きたいと思うと同時に、できるだけ年収が高い仕事に就きたいという気持ちもあるのではないでしょうか。
国税庁によると日本の平均年収は443万円となっています。
1/3
出所:国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」
ただ平均年収は男女で差があり、女性の中には「年収400万円ももらえてうらやましい」と感じる方もいるでしょう。実際に、女性で年収400万円の方はどのくらいいるのか気になりますね。
そこでこの記事では、年収400万円台の女性の割合や、どのような職種が年収400万円を達成しやすいのか詳しく解説していきます。
「年収400万円台」女性は11.4%
国税庁が発表した「民間給与実態統計調査(令和3年分)」によると、女性で年収400万円〜500万円の人は全体の11.4%です。
令和元年では10.5%、令和2年では10.7%だったので年々増加してはいますが、年収400万円の女性は少ないというのが現状です。
ちなみに、男性で年収400万円の人は17.5%なので、男女間で差があることがわかります。
ではここで、年収ごとにどのくらいの割合になっているのか、一覧表で確認してみましょう。
2/3
出所:国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」をもとに筆者作成
女性は年収300万円以下の人が多く約57%を占めており、年収500万円以上になると急激に少なくなります。
女性の平均年収は302万円
一般的に、年収は年齢が高くなるほど多くなるイメージがありますが、女性においてはそうとは言えないのが現状です。
女性の年収は年代によって大きく変化することはなく、平均して300万円前後になり、年収400万円を超える年代は残念ながらありませんでした。
以下に、年代ごとの平均給与額をまとめました。
3/3
出所:国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」をもとに筆者作成
このように、女性の平均年収は20歳代後半から60歳前までにかけて320万円前後で推移していることがわかります。
一方、男性は20代後半には400万円を超えており、60歳前にピークを迎えて70歳前まで400万円以上の年収があります。年収は男女間で大きな差がついているといえるでしょう。
年収400万円を女性が達成しやすい職種は?
年収400万円を達成できるのはどのような職種なのか気になる方も多いでしょう。
転職サービスdodaでは、職種・職業別の平均年収ランキングを公表しています(2021年9月〜2022年8月の間にdodaに登録した約56万人の年収データを集計)。
女性で最も平均年収が高かったのは「専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)」で509万円、次いで「企画/管理系」で442万円、3番目が「技術系(IT/通信)」で389万円です。
やはり、専門職や技術職、管理部門などは年収が高い傾向にあります。これらの職種に就くと、年収400万円を達成できる可能性が高くなるといえるでしょう。
また、小分類でみると平均年収400万円を超える場合もあるので、職業研究をおこなうことも大切でしょう。
なお、国税庁「令和3年分民間給与実態統計調査」の「業種別の平均給与」によると、平均給与が最も高いのが「電気・ガス・熱供給・水道業(766万円)」、次いで「金融業・保険業(677万円)」、「情報通信業(624万円)」となっています。
このデータは男性も含まれているため女性のみの結果ではありませんが、業種選びの際の参考になるでしょう。
女性が年収400万円を目指すコツとは
女性で年収400万円の人は11.4%にとどまっており、男性の17.5%と比較すると少ないことがわかります。
また、女性のどの年代においても平均年収400万円を超える世代はなく、多くの年代で320万円前後となっています。
しかし、専門職や企画/管理系、技術系などの職種では年収400万円以上になる方もいます。
年収400万円を得るためには、非正規ではなく正社員として働くこと、勤続年数を長くすること、役職に就くことなどの条件をクリアすると可能性が高くなるでしょう。また、より良い条件のところに転職することや、副業を始めることも選択肢になります。
参考資料
木内 菜穂子
