1. 厚生年金と国民年金とは。公的年金制度の仕組みを確認

厚生年金とは、会社員や公務員などが加入する年金です。

自営業者や専業主婦(夫)が国民年金のみに加入するのに対し、会社員や公務員は国民年金と厚生年金に加入します。

出所:厚生労働省「日本の公的年金は「2階建て」」

2021年度末で、国民年金のみに加入する人は2194万人、厚生年金に加入する人は4536万人です。

厚生年金に加入する会社員や公務員は、自営業者や専業主婦(夫)と比べて、一般的に受け取れる年金が多額になります。

2. 厚生年金受給者の平均年金受給額はいくらか

厚生年金を受給する人の平均年金受給額はいくらなのでしょうか。

第1号厚生年金被保険者(民間企業に勤める人)の平均年金受給額は以下のとおりです。

出所:厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

2.1 厚生年金の平均額の推移

  • 2017年度:月額14万7051円
  • 2018年度:月額14万5865円
  • 2019年度:月額14万6162円
  • 2020年度:月額14万6145円
  • 2021年度:月額14万5665円

一人あたりの年金受給額の平均なので、夫婦合計の世帯年金受給額はさらに増えます。

ただ厚生年金は加入状況や収入により差があるため個人差が大きくなっています。