4. 口座振替での早割
前納として、一度に大きな金額が必要になる点がネックになる場合、口座振替の早割を利用することも可能です。
早割とは、翌月末引き落としを「当月末引落し」にすることで、年間600円(月額50円)の国民年金保険料が割引となる制度です。
口座振替が開始された月は2カ月分の引き落としとなりますが、それ以降は毎月割引が受けられます。
ただし、すでに口座振替で前納している方は、早割に変更すると割引額の合計額が少なくなるので注意が必要です。
5. 国民年金保険料免除・納付猶予制度
もし、収入の減少や失業等により国民年金保険料を納めることが経済的に困難な場合、手続きをすることで国民年金保険料免除・納付猶予制度が利用できる可能性があります。
何の手続きもなく未納の場合、将来の年金額はその分減ってしまい、さらに資格期間が満たされない場合、受給権が得られない事態となります。
もし保険料の免除や納付猶予が承認されたなら、その期間は年金の受給資格期間に算入されます。
ただし、将来の年金額は期間に応じて減額されます。
また、納付猶予になった期間は年金額には反映されないことに注意しましょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)