NISA制度改正のメリット

新しいNISAの制度は、現行制度と比較して使い勝手が飛躍的に向上する予定です。

ここからは、改正ポイントで紹介した通りの制度が実施された場合のメリットについて解説していきます。

成長投資枠と積立投資枠の併用が可能になる

現行のNISA制度では、一般NISAとつみたてNISAのいずれか一つを選択する必要がありました。

しかし、新NISAでは「成長投資枠」「つみたて投資枠」に分けて併用可能となります。

新NISAでは一人当たり1800万円の生涯非課税限度額が設けられ、簿価(=取得価額)で枠内を管理する仕組みです。

これは売却時に枠を再利用できる仕組みであり、ライフイベントが発生した際の換金のしやすさが大きなメリットです。

生涯非課税限度額の利用方法も自由度が高く、1800万円をフルにつみたて投資枠で活用したり、成長投資枠で500万円・つみたて投資枠で1300万円運用したりといった使い方も可能に。

ただし、成長投資枠では生涯非課税限度額が1200万円までとなっているので気をつけましょう。