岸田首相が昨年公表した「資産所得倍増プラン(案)」では「投資経験者の倍増」・「投資の倍増」・「資産運用収入そのものの倍増」の3つが目標として掲げられました。
このうち「投資経験者の倍増」の具体案として、2024年1月からは「新NISA」がスタート予定です。
より取り組みやすい制度に変更されると注目を集めています。
本記事では、現行の「つみたてNISA」と、新NISA制度の「つみたて投資枠」にフォーカスし、改正ポイントを具体的に解説したいと思います。
【新NISA】2024年1月からの改正ポイントを解説
現行のつみたてNISAと、2024年1月から始まる新しいNISA(つみたて投資枠)の改正ポイントを下表にまとめました。
現行のつみたてNISAでは、一般NISAとの併用が不可であるほか、非課税保有期間や実施期間に制限がありました。
特に実施期間は投資可能期間と買付可能期間が異なるため、ややこしいと感じていた方も多いと思います。
しかし、2024年1月からはNISA制度の併用や各種期限が無期限・恒久化する予定となっています。