日本のふつう「世帯年収400万円台」の貯蓄はいくら?

では、世帯年収400万円台の方はどのくらい貯蓄しているのでしょうか。

世帯年収400万円〜450万円と450万円〜500万円に分けて見ていきましょう。

世帯年収400~450万円の勤労世帯の貯蓄額

2022年5月10に公表された総務省「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」の勤労世帯によれば、年収400万円〜450万円の勤労世帯の貯蓄額は912万円です。

この世帯の家庭状況は以下のとおりです。

  • 世帯人員:3.10人
  • 世帯主の年齢:50.7歳
  • 年間収入:426万円

貯蓄額912万円の内訳は以下のとおりです。

金融機関:897万円
 通貨性預貯金:317万円
 定期性預貯金:303万円
 生命保険など:225万円
 有価証券:52万円
  貸付信託・金銭信託:3万円
  株式:23万円
  債券:11万円
  投資信託:15万円
金融機関外:15万円

912万円の貯蓄額のうち620万円、約68%を預貯金が占めます。

一方で負債額は521万円であり、貯蓄額から負債額を引いた純貯蓄額は391万円です。