「ふつうの世帯」は生活状況に合わせた貯蓄方法を選ぼう
日本の「ふつうの世帯」である年収400万円台の世帯では、400万円〜450万円の世帯で912万円、450万円〜500万円の世帯で784万円の貯蓄があります。
一方で負債の90%以上を占める住宅ローンの負担が重く、純資産額はそれぞれ391万円、72万円でした。
住宅ローンは必要経費ともいえますので、貯蓄を増やしたい場合、通信費やガス代など日頃の固定費を見直す地道な努力が必要かもしれません。
貯蓄額の7割近くを預貯金が占めていますが、生活に余裕があれば、NISAやiDeCoなどの資産形成をはじめることも選択肢の一つです。
リスクはありますが、2024年からの新NISAについて「令和5年度税制改正大綱」でとりまとめられており注目も集まっています。
物価高の今、預貯金だけでなくさまざまな選択肢を持ち、貯蓄を増やしていく工夫をすることが大切でしょう。
参考資料
- 内閣府「月例経済報告」(令和5年1月)
- 国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」
- 厚生労働省「2021年 国民生活基礎調査の概況」
- 総務省「家計調査/貯蓄・負債編二人以上の世帯詳細結果表(2021年)」
- 自由民主党 公明党「令和5年度税制改正大綱(2022年12月16日公表)」
LIMO編集部