住宅ローン控除の基本的な仕組みをおさらい

住宅ローン控除は、住宅ローンを利用してマイホームを取得した人の所得税と住民税が軽減される制度です(適用を受けるには一定の要件を満たす必要があります)。

各年末の住宅ローン残高の0.7%を所得税額から最長13年間控除し、引ききれない場合は翌年の住民税から控除します。

出所:国土交通省「住宅ローン減税制度について」

なお、2021年12月31日までに入居した場合の条件は以下のようになります。

  • 控除率:1.0%
  • 控除期間:最長10年

住民税には以下のような控除の上限があります。

出所:総務省「新たな個人住民税における住宅借入金等特別税額控除(住宅ローン控除)」より筆者作成

控除には、税額計算のもとになる所得から控除額を差し引く「所得控除」と、税額から控除額を差し引く「税額控除」があります。

住宅ローン控除は税額から直接差し引ける「税額控除」であり、所得控除に比べて税の軽減効果が高い仕組みです。