総務省が1月20日に発表した「2020年基準 消費者物価指数」によると、2022年12月分の総合指数は、前年同月比4.0%の上昇となりました。
円安や資源高の影響を受け、主に食料品やエネルギーが値上がりしています。物価高は全世帯に影響を及ぼしますが、収入の増加が見込めないシニア世帯にとっては特に影響が大きいでしょう。
2019年に金融庁が発表した「老後2000万円問題」が世間の注目を集めたように、「長寿時代」と「お金の不安」は表裏一体であるといえますね。
長い老後の年金暮らしを支えてくれるのは、主に「貯蓄」です。今回は証券会社に勤めていた筆者が、多くのお客様とお話しを重ねる中で感じたお金が逃げていく人の共通点を確認し、貯蓄について考察します。