2.ねんきん定期便やねんきんネットで将来の受給予定額の確認

「非課税保有限度額は総枠1800万円、非課税保有期間が無期限」と現行に比べて運用しやすくなりましたが、それゆえ「いつでも、いくらからはじめてもいい」と捉えてしまわれる方もいるでしょう。

しかし、運用は将来を考えて計画的におこなうことが重要です。

たとえば老後資金を準備するためには、ねんきん定期便やねんきんネットで将来の受給予定額を確認することで、「老後は公的年金が毎月いくら受給できるのか。公的年金だけでは月いくら足りなくて、総額いくら用意する必要があるのか。それには今から月いくら貯める必要があるか」といった計画をたてることができるでしょう。

出所:日本年金機構「「ねんきんネット」による年金見込額試算」

ねんきんネットでは、今の加入条件が60歳まで継続すると仮定した見込額をシミュレーションできます。

ただ公的年金は将来減る可能性もあり、また受け取る際には基本的に社会保険料や税金なども天引きされるため、それらもあわせて考えておきましょう。