3.リスクはどれだけとるか、いつとるかの検討
運用にはリスクがつきものです。非課税枠が増えれば、想定していたより運用を増やす方もいるでしょう。つまり、その分、抱えるリスクが増えるということにもなります。
非課税枠をできるだけ使いたいからと思いすぎず、貯蓄全体をみて「自分で・わが家でとれるリスク」の金額を考えてから投資を行いましょう。
また、リスクはいつとるのかという点も考えておきたいところです。基本的には、年齢を重ねるほどリスクは取りづらくなります。
とはいえ、30~40歳代は家計に余裕がなかったり、子どもの養育・教育費などにお金がかかったりします。50歳代になると世帯年収も上がり、子どもも巣立ってまとまった資金を運用しやすいという場合もあるでしょう。
新NISAでは、成長投資枠とつみたて投資枠が併用できます。うまく活用するために年代やライフイベントごとにどれだけ投資できるか、どれだけリスクをとるか、ご家庭の状況に合わせて考えるといいでしょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)