3.リスクはどれだけとるか、いつとるかの検討
運用にはリスクがつきものです。非課税枠が増えれば、想定していたより運用を増やす方もいるでしょう。つまり、その分、抱えるリスクが増えるということにもなります。
非課税枠をできるだけ使いたいからと思いすぎず、貯蓄全体をみて「自分で・わが家でとれるリスク」の金額を考えてから投資を行いましょう。
また、リスクはいつとるのかという点も考えておきたいところです。基本的には、年齢を重ねるほどリスクは取りづらくなります。
とはいえ、30~40歳代は家計に余裕がなかったり、子どもの養育・教育費などにお金がかかったりします。50歳代になると世帯年収も上がり、子どもも巣立ってまとまった資金を運用しやすいという場合もあるでしょう。
新NISAでは、成長投資枠とつみたて投資枠が併用できます。うまく活用するために年代やライフイベントごとにどれだけ投資できるか、どれだけリスクをとるか、ご家庭の状況に合わせて考えるといいでしょう。