できれば「つみたてNISAとiDeCo」の併用がおすすめ
つみたてNISAとiDeCoは、別々の制度であり併用することができます。もし可能であれば、一緒に取り組んでみましょう。
というのも、iDeCoで毎月掛けられる上限金額は、会社員や公務員の方であれば毎月1万2000~2万3000円です。
仮に20年加入した場合、拠出した金額は、1万2000円であれば288万円、2万3000円であれば552万円です。
うまく運用できれば、1.2~1.5倍になるかもしれませんが、年金をもらいはじめる65歳からの長い人生を考えたなら、老後に十分な金額とはいえないかもしれません。
そんな場合、つみたてNISAの年間投資上限は40万円(2024年からは120万円)です。両方をあわせれば、投資のモトになる拠出額が増えます。
税制優遇制度をフルに活用し、得られた利益を投資に回すことで、さらに利益を生み出す複利効果が期待できます。
その間、つみたてNISAであれば、柔軟に資金が引き出せる点も安心です。
つみたてNISAとiDeCoのまとめ
つみたてNISAとiDeCoは、どちらも節税しながら資産運用できる制度です。
一定のリスクには留意する必要がありますが、お金を効率的にまわし、これからの人生での様々なイベントを支える資金作りができるでしょう。
参考資料
- 金融庁「NISAとは?」
- 財務省「令和5年度税制改正の大綱 」2022年12月23日
- iDeCo公式サイト「iDeCo(イデコ)の特徴」
- iDeCo公式サイト「iDeCo(イデコ)をはじめるまでの5つのステップ」
舟本 美子