つみたてNISAとiDeCoの共通点:運用益に税金がかからない
つみたてNISAとiDeCoは、運用で得た利益に対して、税金がかかりません。
通常であれば、投資で得られた運用益などには、20.315%の税金がかかります。
たとえば、10万円の利益が出た場合で考えると、10万円の約20%である約2万円が税金で差引かれ、実際もらえる金額は残りの約8万円です。
しかし、つみたてNISAやiDeCoの場合は非課税になるため、手元に10万円がそのまま残ります。運用益が非課税になるというのは、とても大きなメリットです。
2023年、つみたてNISAとiDeCoを始めるならどっち?
つみたてNISAとiDeCoの購入は、積立に限定されています。人によっては「始めるならどっち?」と迷う人がいるかもしれません。
両方を比較し、税金がお得になるのは、拠出時、運用時、受取時のどのタイミングでも優遇があるiDeCoだと感じるものです。
しかし、iDeCoは、自分の年金を作るのが目的。原則60歳まで資金を引き出すことができません。
もしかしたら「近い将来、まとまったお金が必要になるかも?」と思っている方は、途中に引き出せないことが不安に感じることもあるでしょう。
その点、つみたてNISAであれば、いつでも自由に現金化できます。
「使う目的は特に考えていないけど、お金を貯めて準備しておきたい」というニーズに適しています。
つみたてNISAとiDeCoのどちらかを選ぶのであれば、資金の必要時期・目的などで使い分けるようにしましょう。