ファーストリテイリンググループは今年3月に、一例として現行25万5000円の新入社員の初任給を30万円(年収で約18%アップ)、入社1~2年目で就任する新人店長は月収29万円を39万円に(年収で約36%アップ)などの報酬改定をおこなうと公表しました(2023年1日11日公表)。
不況が長引く日本において、ファーストリテイリンググループの賃上げには驚かれた方も多いのではないでしょうか。
では、実際に日本の平均的な賃金はどれくらいでしょうか。新規学卒者や年齢に応じて確認していきます。
新卒の平均的な賃金はいくら?学歴別に確認
今回は厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況」を参考に、新規学卒者の賃金を学歴別に確認していきます。
上記を見ると、大学卒の賃金は以下の通りでした。
大学卒の賃金
全体:22万5400円(対前年増減率ー0.3%)
- 男性:22万6700円(同ー0.2%)
- 女性:22万3900円(同ー0.3%)
全体では22万円台となっており、改めて今回のファーストリテイリングの賃上げの大きさがわかるでしょう。
学歴別に見ると全体で高校卒で17万9700円、専門学校卒で20万6900円、高専・短大で19万9800円、大学院で25万3500円でした。
業種別にどれくらい違う?平均賃金を確認
賃金はどの業種に就くかでも大きく変わるものです。
産業・年齢別の賃金を確認してみましょう。
新卒で大卒の方が多いと思われる「20~24歳」の賃金をみると、最も高い順に「情報通信業」の23万2000円、「医療・福祉」の22万5400円、「金融業・保険業」の22万3500円となっています。
ちなみに「卸売業・小売業」は21万1300円です。
ただ年齢計の平均でみると最も高いのは「電気・ガス・熱供給・水道業」41万9700円、次いで「学術研究、専門・技術サービス業」38万6900円、「金融業・保険業」38万3500円でした。
企業規模別の平均賃金も確認
最後に企業規模別の平均賃金も確認しましょう。
「20~24歳」に男女計をみると、大企業では22万2200円、中企業では21万700円、小企業は20万3800円でした。
年齢計でみると金額差が開き、大企業では33万9700円、中企業では29万9800円、小企業は27万9900円となっています。
長い目で見たキャリアプランを
今回は新卒や業種・企業規模別の年収をみてきました。特に業種やまた職種によっても賃金は変わってくるでしょう。
重要なのは長い目で見たキャリアプランを立てることです。今は60歳代でも働く方が増えており、今の若い世代は長く働く可能性もあります。
ライフイベントによって働き方が変わる可能性もありますから、長い目で見据えたご自身のキャリアプランについて、しっかり考えていきましょう。



