6.まとめ
今回は、いわゆる「パワーカップル」の老後の年金支給額をいくつかのケースに分けて試算してみました。
厚生年金に加入している人であれば、老後の年金額はいまの年収に「ある程度は」連動します。
とはいえ、厚生年金保険料を決定する等級には上限があるため、いくら多く稼いでも、一定以上の年金額は望めません。
また自営業やフリーランスで、「国民年金だけ」に加入していた場合、老後は国民年金しか受け取れないわけです。この場合は、極力早めに老後対策を行う必要がありますね。
さらにいうと、夫婦で同程度の稼ぎがあり、自分はしっかり貯蓄をしていても、実は相手は湯水の如くお金を使っていて貯蓄がなかった、というケースもあるでしょう。
共働き世帯に多い「夫婦の財布は別々」派であれば、ふたりの共同貯金用の口座を作り、毎月必ず決まった額を貯蓄に回す約束をしておくのも一案です。
老後も豊かで夫婦円満な生活が続くヒントとなればと思います。
参考資料
足立 祐一