3. 「パワーカップル」はどれくらいいるの
やや古い調査結果にはなりますが、ニッセイ基礎研究所のレポートによると、令和元年度の総世帯の年間平均所得は552万円・中央値437万円です。夫婦で1400万円を稼ぐパワーカップルはさほど多くないことが推測されます。
実際に、1200~1500万円未満の世帯は3.8%、1500~2000万円未満は2.1%、2000万円以上は1.3%と、合計しても全体の1割に届きません。
この高所得世帯の約6割は50代・60代が占めており、若年層ともなればより希少な存在。
夫婦ともに年収700万円を超えるパワーカップルともなれば、2021年の共働き世帯の1.9%、総世帯の0.56%ほどとまだまだ希少性は高いと言えるでしょう。
また、妻の年収が高いほど高年収の夫である割合が高く、妻の年収が低いほど夫の年収も比較的低い傾向が見てとれる、とされています。