3. 「パワーカップル」はどれくらいいるの
やや古い調査結果にはなりますが、ニッセイ基礎研究所のレポートによると、令和元年度の総世帯の年間平均所得は552万円・中央値437万円です。夫婦で1400万円を稼ぐパワーカップルはさほど多くないことが推測されます。
実際に、1200~1500万円未満の世帯は3.8%、1500~2000万円未満は2.1%、2000万円以上は1.3%と、合計しても全体の1割に届きません。
この高所得世帯の約6割は50代・60代が占めており、若年層ともなればより希少な存在。
夫婦ともに年収700万円を超えるパワーカップルともなれば、2021年の共働き世帯の1.9%、総世帯の0.56%ほどとまだまだ希少性は高いと言えるでしょう。
また、妻の年収が高いほど高年収の夫である割合が高く、妻の年収が低いほど夫の年収も比較的低い傾向が見てとれる、とされています。
執筆者
兵庫県芦屋市出身。同志社香里高校・同志社大学政策学部卒業後、損保ジャパン日本興亜(旧日本興亜損保)へ入社。保険代理店への保険商品案内営業に従事。その後、実際に窓口でお客様へ提案したいとの思いから東京スター銀行のリテール営業へ転身。2011年より現在までファイナンシャルアドバイザーとして個人のお金の悩みを解決してきた。2012年より個人販売の全行員内ランキングでは9年間で10位以内から一度も落ちることなく、2014年2位 2019年3位 2020年1位 2021年2位と安定して好成績をおさめた。また周囲への育成にも力を入れており、2014年以降8年連続で途中2度の転勤もありながら、所属支店の成績を31店舗中1位にしてきた。現在は個人向け資産運用会社にて、資産運用のサポート業務をおこなう。一種外務員資格(証券外務員一種)、生命保険販売資格、損害保険販売資格、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。