2. 【年金エイジ】65歳以上のリタイア層「ひと月の収支」のバランスは
前出の資料から、「年金エイジのリタイア層」ともいえる、65歳以上無職世帯の生活をみていきます。まずは「夫婦のみ世帯」から。
二人以上世帯では、公的年金を含む実収入23万6576円から社会保険料・税金などの非消費支出3万664円が差し引かれ、手取りとして残るお金は20万5911円。
対する支出は22万4436円のため、月1万8525円の赤字ですね。
続いて単身世帯のデータも見てみましょう。
単身世帯の場合、実収入13万5343円から非消費支出1万2271を引いた12万3074円が手取りです。
支出は13万2476円とかなり抑えられていますが、こちらも月9402円の赤字となっています。
なお、老後の楽しみいえば「食べること」「人と会う・旅行にいく」などが挙げられますが、支出の内訳では食費が約3割・交際費が約1割ほどでした。
二人以上世帯の食費が月6万5000円、交際費が月2万円程度。
単身世帯は食費が月3万6000円、交際費が月1万5000円程度のイメージになります。特別ぜいたくをしているわけではなさそうですが、1カ月トータルでみると赤字というのが現状のようです。