1. みんなの家計10大費目「減ったもの」と「増えたもの」
そもそも老後の前に、いまの生活で手一杯だという家庭も少なくないでしょう。
総務省「家計調査報告 家計収支編 2021年(令和3年)平均結果の概要」によると、二人以上世帯の支出は2年ぶりに増加し、1世帯あたり平均27万9024円となっています。
食費・住居費・光熱費など生活にかかせない費目のうち「増えた費用」と「減った費用」にはどんなものがあったのでしょうか。
1.1 家計の負担が増えた費用
- 住居:平均1万8338円(実質3.4%増)
- 保健医療:平均1万4314円(実質0.5%増)
- 交通・通信:平均3万9778円(実質4.7%増)
- 教育:平均1万1905円(実質15.7%増)
- その他の消費支出:平均4万7342円(実質0.8%増)
1.2 家計の負担が減った費用
- 食料:平均7万9401円(実質1.0%減)
- 光熱・水道:平均2万1531円(実質2.7%減)
- 家具・家事用品:平均1万2101円(実質6.4%減)
- 被服及び履物:平均9063円(実質1.6%減)
- 教養娯楽:平均2万5252円(実質0.5%減)
家族構成や地域・住居のスタイルなどにより個人差はありますが、貯蓄が思うようにいかない人は「どの費目の支出が高いのか」を整理してみてもよいでしょう。