3. 【年金エイジ】65歳以上世帯の貯蓄はどのくらいあるのか

赤字の補てんや突発的な出費は貯蓄でカバーする必要がありますが、みんなが老後30年を乗り切れるだけの貯蓄を持っているのでしょうか。

家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)から、世帯主の年齢別にみた貯蓄現在高をみてみましょう。

出所:家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)

  • 40歳未満:平均726万円
  • 40~49歳:平均1134万円
  • 50~59歳:平均1846万円
  • 60~69歳:平均2537万円
  • 70歳以上:平均2318万円

年齢層が高いほど貯蓄が多い傾向は、間違いなさそうです。

出所:家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)

ただし、世帯主が65歳以上の世帯のうち2500万円以上の貯蓄をもっているのは上位33.3%に留まっています。

残りの51.9%は300万~2500万円まで金額のバラつきが広く、14.8%は貯蓄300万円未満なのです。

仕事をリタイアするのと同時に「あと何年貯蓄がもつか」のカウントダウンは始まってしまいますから、効率よく未来の自分への仕送りしておくことが重要です。