富裕層の資産管理の特徴1.シンプルでわかりやすい商品を好む
「コロナ禍での個人資産の管理・運用の考え方の変化」における2位が「複雑でわかりにくい商品よりも、シンプルでわかりやすい商品を好むようになった」でした。
富裕層であっても投資先にはシンプルさを求める傾向にあるようです。
「シンプル」の定義は明らかにされていませんが、その一つとして「価額の変動が自分ですぐに確認できたり、理解したりできるもの」が考えられるでしょう。
シンプルに投資先を選ぶという方法は、富裕層でなくとも役立つ可能性があります。
たとえば「価額の変動が理解できるかどうか」を軸に投資先を考えると、日々価格を確認できやすく投資の状況を把握しやすいといえるでしょう。
具体的には異なる商品を組み入れた投資信託や複合資産の投資信託より、日経平均やNYダウといった株価指数などのベンチマーク(指標)に連動する運用成績を目指すインデックス投資信託を選ぶといった方法も挙げられます。
富裕層の資産管理の特徴2.積極的に情報収集や勉強をしている
次に「経済の先行きや、自分が管理・運用する資産に関して、積極的に情報収集や勉強をするようになった」という回答が3位にランクインしています。
富裕層はコロナ禍をきっかけに、より自身の資産について情報収集や勉強をするようになっています。
投資は日々の情報収集や勉強が大事です。なぜかというと、相場は常に動いているからです。
特に2020年から世界的に大流行した新型コロナウイルスの蔓延や緊迫するウクライナ情勢など、今までの常識が通用しなくなりつつある昨今では、今まで以上に情報収集のスピードと情報を取捨選択できる能力が求められます。
投資に関わる場合、日々、情報収集と勉強を怠らないようにするのがおすすめです。
富裕層の資産管理の特徴3.周囲の意見も参考にする
アンケートの5位・6位をまとめると、自分だけよりも「専門家からアドバイスをもらうことが大切だ」と感じるようになった富裕層が増えているようです。
資産管理について、プロや専門家からアドバイスをもらったりすることで、客観的な目線で判断してもらえるというメリットも有るでしょう
たとえば一人で株式投資をしている場合、相場が下がるとすぐに売却してしまうケースがあります。しかし、積立方式で投資している場合、ドル・コスト平均法と呼ばれる投資手法などで下落相場でもある程度のリスクマネジメントをすることが可能です。
このように投資にはさまざまな投資方法や金融商品があります。投資はリスクがあり、自己責任なので自分で納得できる投資を行う必要がありますが、周囲の意見に耳を傾けてみるのも一つでしょう。