富裕層とは?定義について確認

富裕層の明確な定義は調査機関によって異なります。

経済産業省では一つの目安としてNRI(野村総合研究所)の調査を用いて、富裕層を以下の3種類に定義しています。

出所:経済産業省「【調査報告書】平成30年度商取引・サービス環境の適正化に係る事業(インバウンド型のクールジャパン政策の在り方に関する調査 )」

  • 超富裕層:世帯の純金融資産保有額が5億円以上(国際基準:30億円以上)
  • 富裕層:世帯の純金融資産保有額が1億円以上5億円未満
  • 準富裕層:世帯の純金融資産保有額が5000万円以上1億円未満

日本国内における富裕層の割合とは?

NRI(野村総合研究所)によると、富裕層の割合は以下のとおりです。

出所:株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆円と推計」

2019年時点では、富裕層は124万世帯、超富裕層は8万7000世帯です。

ここで調査された世帯数をすべて合計すると5402万3000世帯であるため、富裕層と超富裕層は約2%とわかります。