大学生の約半数が奨学金を借りる時代に
日本学生支援機構「令和2年度 学生生活調査結果」によると、大学生の約半数が奨学金を借りています。
年度によって借りている人の割合が多少異なるものの、近年において大学生(昼間部)の2人に1人が奨学金を借りているといっても過言ではないでしょう。
50歳代の貯蓄額の中央値が400万円である昨今、子ども一人分の学費を親が全て捻出することは容易ではありません。
また、平均的な家計のご家庭で子どもが複数人いれば、子ども二人分の学費を貯蓄などから全て支払うことは難しい場合もあるでしょう。
執筆者
学習院女子大学(国際交流学部・国際コミュニケーション学科卒)卒業。学部3年次にワシントンD.C.に所在する政府機関に訪問し、国際社会における日本の在り方について考えた。大学在籍中にファイナンシャルプランナー3級を取得。その後、都内大学院に進学し、19世紀アメリカにおけるライフスタイル、女性の生き方、女子教育・個人主義などについて研究。これらの知見を活かし、教育にかかる費用や貯蓄、公的年金制度などの金融&ライフをテーマとした記事を中心に執筆している。時代とともに変化する女性の進学・就職・キャリアの動向や、近年増加傾向にある「おひとりさま」の生き方を官公庁の統計データ等から紐解き、現代社会と絡めて考えていくスタイルの記事を得意とする。(2024年3月11日 更新)