50歳代の貯蓄額はいくら?
厚生労働省「令和3年度 出生に関する統計の概況」によると、令和元年における第一子出産時の母親の年齢は30.7歳です。
第一子が18歳で大学に進学した場合、親は50歳前後であることが多いと考えられます。
そこでここでは、50歳代の貯蓄額の平均と中央値を見ていきます。
上記のデータによると、50歳代の平均貯蓄額は1386万円ですが、現実により近いといわれている中央値は400万円です。
また、貯蓄額別の分布に着目すると、金融資産非保有の世帯は約20%、貯蓄額が100万円未満から500万円未満の世帯は30%近くとなっています。
一方、50歳代で1000万円以上の貯蓄を保有する世帯は30%を超える結果に。
50歳代の貯蓄額は二極化しているものの、平均的なご家庭であれば子どもの大学の学費を全てまかなえるだけの貯蓄を保有していない、もしくは大学の学費を支払うと貯蓄が底をついてしまうといったご家庭もあるでしょう。