4. 加給年金は届け出が必要

加給年金を加算してもらうには、届け出が必要となります。加給年金額は、原則として加算開始日が属する月の翌月分から受け取れます。

もし特別支給の老齢厚生年金の請求時に、加給年金額の有無が確認されていなかった場合は、「老齢厚生年金・退職共済年金 加給年金額加算開始事由該当届」という書類にて申請することが必要です。

自分が対象になるかどうか不明な場合は、年金事務所または街角の年金相談センターなどに相談してみましょう。

また、加給年金の対象とならなくなった場合にも申請が必要となるケースがあります。あわせて確認しましょう。

5. 加給年金のまとめ

加給年金は、一定の要件を満たす配偶者や子どもがいる場合、年金に加算されるものです。子どもが小さい方や年下の配偶者がいる方などは、請求漏れがないように確認しましょう。

また、制度が改正されることにより、受給要件から外れてしまうケースもあります。制度の動向は注視しておきたいですね。

※本記事は2022年12月22日時点の最新公開データをもとに執筆されたものです。

参考資料

太田 彩子