年収600万円の夫をもつ妻の約7割が働いている
先に見たように年収600万円代の男性の数は世間的に見ると多くはありません。
そうした稀少性からも「夫の年収が600万円あれば、妻は専業主婦になれるのでは?」と疑問に思う方も少なくないのではないでしょうか。
そこでここでは、年収600万円の夫をもつ妻のうち何割が仕事をしているのか見ていきましょう。
内閣府男女共同参画局「結婚と家族をめぐる基礎データ」によると、年収600~699万円の夫(夫全年代)をもつ妻のうち67.7%が働いています。
夫(夫全年代)の年収が300〜599万円以下の妻と比較して、夫の年収が600万円台を超えると妻の有業率が僅かに下がります。
また、50〜59歳の夫をもつ妻の有業率は他の年代よりも高く、夫の年収が600万円台でも有業率は74.6%です。
その理由として、子どもがある程度自立した年齢になっている家庭が多いことに加えて、子どもの進学費用や夫婦の老後資金などを稼がなければならないといった事情が考えられるでしょう