「夫の年収が600万円」と聞くと、「金銭的に余裕のある暮らしができそう」「毎月きちんと貯蓄ができそう」などといったイメージを抱かれる方も少なくないでしょう。
実情としては、夫の年収が600万円のご家庭の中からも「節約はしているけど、贅沢はできない」「老後資金が不安だ」という声は多く聞こえてきます。
年末を迎え働き方を振り返る今、年収600万円の男性の割合や、年収600万円の夫をもつ妻の有業率、年収600万円の人がもらえる年金額などを確認した上で、妻は60歳代以降もパートをした方がよいのか考えていきましょう。
執筆者
学習院女子大学(国際交流学部・国際コミュニケーション学科卒)卒業。学部3年次にワシントンD.C.に所在する政府機関に訪問し、国際社会における日本の在り方について考えた。大学在籍中にファイナンシャルプランナー3級を取得。その後、都内大学院に進学し、19世紀アメリカにおけるライフスタイル、女性の生き方、女子教育・個人主義などについて研究。これらの知見を活かし、教育にかかる費用や貯蓄、公的年金制度などの金融&ライフをテーマとした記事を中心に執筆している。時代とともに変化する女性の進学・就職・キャリアの動向や、近年増加傾向にある「おひとりさま」の生き方を官公庁の統計データ等から紐解き、現代社会と絡めて考えていくスタイルの記事を得意とする。(2024年3月11日 更新)