真っ赤なポインセチアはクリスマスに欠かせない植物。ポインセチアが店頭に並びだすと、クリスマスが近づいて来たのを感じてワクワクしますね(※編集部注)。
今回はポインセチアがなぜクリスマスの花とされているのか、その理由を解説します。
うまく夏越しさせて毎年真っ赤に色付かせる方法も見ていきましょう。
【参考記事】【ガーデニング】ポインセチアの寄せ植え「クリスマスが華やぐ」オススメパターン4選
クリスマスを飾る美しい赤「ポインセチア」とは?
ポインセチアはメキシコが原産地で、冬に最盛期を迎えるものの実は寒さが苦手です。本来は多年草ですが、冬越しにはややコツが必要。うまく寒さを乗り越えれば毎年楽しめます。
赤く色付いた部分は一見花のように見えますが、実は苞(ほう)という葉が変化したものです。本当の花は中心の黄色いしべのように見える部分。
花はあまり目立たないので、苞の美しさが際立つのも当然と言えるでしょう。
ポインセチアが「クリスマスに飾られる」3つの理由
理由1 冬に赤く色づく
ポインセチアは冬以外の季節は緑色です。赤く色付くのが10~3月の間で、ちょうどクリスマスの頃になると最も赤く染まり一番の見頃を迎えます。
クリスマスに飾る鉢花としてピッタリだということで、広く出回るようになりました。
理由2 キリスト教にとって神聖な植物とされている
最初にポインセチアをクリスマスに飾ったのはメキシコの修道僧。ポインセチアを神聖な存在として崇め、イエス・キリストの誕生祭の行列で使われました。
ポインセチアの鮮やかな赤は、キリストが処刑で流した「血の色」、葉の緑は「永遠の命」、枝を切ったときに出る樹液の白は「純潔」を意味するとされています。
(※樹液は毒性があるので、素手で触らないように気をつけましょう)
理由3 形が星に似ている
ポインセチアの苞は先が鋭く尖り、放射状に広がって星のように見えます。この形がイエス・キリストの誕生を祝うベツレヘムの星を連想させることから、クリスマスになると飾られるようになりました。
ベツレヘムの星は、東方の三賢者にキリストの誕生を知らせベツレヘムに導いたとして、キリスト教では特別な意味合いのある神聖な星とされています。
ポインセチアの管理方法
秋から冬にかけて
ポインセチアは寒さに弱いため、気温が10度以下になる時期には室内で管理します。できるだけ日当たりのよい場所に置きましょう。乾燥が苦手なので暖房の温風が直接当たらない場所がオススメ。
窓際に置いている場合は夜間の冷え込みから守るために、窓際から少し離したり段ボールなどで囲んだりするとよいでしょう。
春から夏にかけて
暖かくなってきたら屋外に出しても大丈夫。暑さと過湿に弱いので、夏の強い日差しが当たらない涼しい場所に置きます。梅雨時期は雨が当たらない軒下などで管理しましょう。
急に場所を移動するとストレスで葉を落とすことも。徐々に場所を移動しながらうまく夏越しさせてください。
ポインセチアを赤くする方法
短日処理を始める時期
「短日処理」とは植物に当たる光を人工的に調節すること。ポインセチアは光を浴びる時間が1日のうち12時間以下の状態が1~2カ月続くことで、花芽が付き苞が赤くなります。
すでに赤くなったポインセチアを冬に買った場合、短日処理の必要はありません。前年の冬に購入して夏越しに成功したポインセチアには、短日処理が必要になります。
クリスマスの頃に真っ赤になるように、9月ごろから短日処理をスタートしましょう。
短日処理のやり方
夜になっても室内は照明で明るいため、ポインセチアは太陽の光と勘違いしてなかなか花芽が付きません。完全に光を遮断するために、日暮れから翌朝までダンボールをかぶせておきましょう。
上から厚めの布をかけておくと、確実に遮光できるのでオススメです。日中はタップリ光を当てて、夜は完全に光を遮断する作業を1~2カ月程度繰り返すと、花芽が形成されます。
短日処理は1回でも怠るとそれまでの期間がリセットされ、いちからスタートしないといけません。赤く色付くまで根気よく続けましょう。
まとめにかえて
真っ赤なクリスマスカラーで華やかな雰囲気を演出してくれるポインセチア。夏越しにはコツが必要なので、一年草と割り切ってすでに赤いポインセチアをひと冬だけ飾るのが一般的です。
一方でうまく夏越しさせてクリスマスが近づくにつれ、徐々に赤く染まっていく様子を見るのも醍醐味があります。クリスマスを彩ってくれたポインセチアを大切に育てて、翌年も赤く色付かせてみませんか。








