ポインセチアを赤くする方法
短日処理を始める時期
「短日処理」とは植物に当たる光を人工的に調節すること。ポインセチアは光を浴びる時間が1日のうち12時間以下の状態が1~2カ月続くことで、花芽が付き苞が赤くなります。
すでに赤くなったポインセチアを冬に買った場合、短日処理の必要はありません。前年の冬に購入して夏越しに成功したポインセチアには、短日処理が必要になります。
クリスマスの頃に真っ赤になるように、9月ごろから短日処理をスタートしましょう。
短日処理のやり方
夜になっても室内は照明で明るいため、ポインセチアは太陽の光と勘違いしてなかなか花芽が付きません。完全に光を遮断するために、日暮れから翌朝までダンボールをかぶせておきましょう。
上から厚めの布をかけておくと、確実に遮光できるのでオススメです。日中はタップリ光を当てて、夜は完全に光を遮断する作業を1~2カ月程度繰り返すと、花芽が形成されます。
短日処理は1回でも怠るとそれまでの期間がリセットされ、いちからスタートしないといけません。赤く色付くまで根気よく続けましょう。
まとめにかえて
真っ赤なクリスマスカラーで華やかな雰囲気を演出してくれるポインセチア。夏越しにはコツが必要なので、一年草と割り切ってすでに赤いポインセチアをひと冬だけ飾るのが一般的です。
一方でうまく夏越しさせてクリスマスが近づくにつれ、徐々に赤く染まっていく様子を見るのも醍醐味があります。クリスマスを彩ってくれたポインセチアを大切に育てて、翌年も赤く色付かせてみませんか。