年収600万円を目指せる業種一覧

次に、年収600万円を目指せる業種を紹介します。

年収600万円以上の割合が高い業種

国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」の「業種別の給与階級別構成割合」によると、年収600万円以上の割合が高い業種は以下のとおりです。

出所:国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」

※平均:21%

  • 電気・ガス・熱供給・水道業:66%
  • 金融業、保険業:46.5%
  • 情報通信業:42.1%
  • 複合サービス事業:34.2%
  • 製造業:30.5%
  • 学術研究、専門・技術サービス業、教育、学習支援業:30.2%
  • 建設業:27.4%

「複合サービス事業」とは郵便局、協同組合等が分類されます。

特に年収が高い業種は「電気・ガス・熱供給・水道業」です。内訳は「600万円超700万円以下」が14.7%、「700万円超800万円以下」が9.6%、「年収800万円超」が41.7%です。

年収600万円以上の割合が低い業種

反対に、年収600万円超を目指しにくい業種を紹介します。

  • 宿泊業、飲食サービス業:5.5%
  • 農林水産・鉱業:7.3%
  • 医療、福祉:11.6%
  • 運輸業、郵便業:15.8%

「宿泊業、飲食サービス業」の場合、約半分(48.4%)が年収200万円以下です。

すべての方が上記の傾向に当てはまるとは限りません。「宿泊業、飲食サービス業」でも年収600万円を超える方はいます。

ただ、このように「業種によって平均年収が大きく異なる」という点を把握しておくのも大切でしょう。