5. 公的年金以外に老後に向けて資産を準備するためのコツ

男女差や現役時代の年収によって、将来受け取る年金額が大きく異なることがわかりました。

ですが、厚生年金を平均くらい受給できる場合であっても、年金だけで老後を乗り越えることは難しいといえます。

薄々感じている方もいるかと多いかと思いますが、「年金以外にどう老後資産を準備するか」が大切です。

老後資金を準備するポイントを1つご紹介します。

それは、貯蓄の一部で「積立投資を活用すること」。

上手に効率よく資産を増やすためには、「積立投資の活用」を検討してみて下さい。

たとえば、「毎月3万円を30年間」貯蓄した場合を例にあげます。

出所:金融庁 試算運用シミュレーション

5.1 預貯金で貯蓄した場合

1080万円 (3万円×12ヶ月×30年)

5.2 積立投資で貯蓄した場合

2496万円 (※金融庁資産運用シミュレーション活用/想定利回り(年率5%の場合))

同じ金額を同じ期間貯蓄するだけでも、効果の違いは歴然です。
長期間運用することによって、複利の効果も重なって非常に大きな差となります。

まずは自分が受け取れる年金受給額について、「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で確認してみてはいかがでしょうか。

その上で、自分に合った資産運用をぜひ取り入れてみましょう。

参考資料

荻野 樹