2. 国民年金の金額はいくらか。保険料と受給額を確認

国民年金の納付については、自営業者やフリーランス、学生などが主な対象となっており、年齢や年収などに関係なく一律の金額を収めます。

2022年度の国民年金の保険料は1万6590円となっています。

一方で、冒頭の同資料によれば、国民年金の年金月額は全体平均で5万6252円です。

出所:厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

ですが、国民年金保険料を未納などで支払っていない期間があると、その分だけ将来受け取る年金も減額されるので注意が必要です。

ちなみに、男性は平均で5万9040円、女性は平均で5万4112円です。

2021年度の満額である6万4816円と比べると、5000円~1万円ほど少なくなっていることを踏まえておきましょう。

国民年金は保険料の個人差がない分、加入期間が同じであれば受け取る年金も同じような金額になります。

現役中の年収に大きな差があったとしても、老後の年金収入は同じ年67~77万円ほどになることになります。

では年金の受給額格差はどこから発生するのでしょうか。

答えは「厚生年金」です。