NISAの枠を大幅に拡大しよう
そうした問題に対応するためには、NISAの枠を大幅に拡大すれば良いでしょう。
「庶民のみならず、金融資産が1億円程度の上級庶民も対象外とする」ということで、NISAの枠を1億円程度に拡大すれば良いのです。
1億円以上の株を持っている人には、配当所得等を確定申告してもらいましょう。そういう人は、税理士を使うでしょうから、手間もかからないでしょうし、「面倒だから投資をやめておこう」などとは思わないでしょう。
起業してオーナー社長になり、持株を売却して億万長者になった人にも、やはり普通の所得税率を適用しましょう。「そんな事をしたら起業の意欲が削がれてしまう」という可能性は皆無ではありませんが、起業して大金持ちになる人には、大儲けの半分が税金で取られても十分大金持ちだ、というくらいに稼いでもらえば良いでしょう。