LIMOが2021年11月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。
(初掲載*2021年11月10日)

ハーブは生命力にあふれ、丈夫で育てやすい植物。環境が合えばどんどん大きくなるので、育てて楽しい植物でもあります。

ハーブの種類はとても多く、一年草、多年草、木本類などに分類されます。このうち多年草で耐寒性があるもの、木本類は冬越しが可能です。

冬になると地上部は枯れる場合もありますが、実は根は生きています。毎年芽吹くのを心待ちにして育てるのも、楽しみ方のひとつといえるでしょう。

本日は、ハーブの寒さ対策と冬越しができるおすすめハーブ5つを紹介します。冬でも育てられるなら、ベランダでも栽培可能。さっそくみていきましょう。

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1. ベランダで育てるハーブの寒さ対策

ハーブは基本的に丈夫な性質。環境が合えば、ぐんぐん生長します。

多年草のハーブは基本的に冬越しが可能ですが、寒くなると生長のスピードが遅くなり、地上部が枯れてしまう場合もあります。

枯れてしまっても根が生きている場合もありますので、春になるまで気長に見守りましょう。

ただし、寒い朝に霜が降りるような地域は注意が必要です。何度も霜がおりてしまうと根が枯れる原因になります。

このようなことにならないよう、寒さ対策をしてあげるといいですね。ベランダで育てていても、鉢植えだと防寒の対策もしやすくオススメです。

冷え込みが一段と厳しい時期は室内にも入れることもできます。

防寒対策は下記の4つが一般的です。

マルチング

株元や土の上に藁やココヤシを敷いたり、バークチップで株元を覆う方法です。円形の専用マットも販売されています。育てるハーブにより適したものを選びましょう。

二重鉢(鉢カバー)

ハーブを植えてある鉢を、さらにひと回り大きな鉢にそのまま入れることです。このようにすることで保温効果が高まります。隙間にプチプチなどの緩衝材を入れると、さらに保温効果がアップします。

鉢を覆う

二重鉢にも似ていますが、鉢に古くなったバスタオルやフリース素材の布などを直接巻きつける方法です。見た目はあまりよくないのですが、保温効果があります。

ビニールなどで全体を覆う

支柱を立てて、ビニールや不織布なので覆う本格的な方法です。資材が販売されていますが、不織布が手に入れば手作りできます。

ビニールは熱がこもりやすいので、晴れた日は温室のようになってしまいます。急激な温度変化はハーブにとってもストレスです。このような場合は取り外しましょう。