毎年11月の酉の日に行われる「酉の市」。
縁起物を買い、商売繁盛と来年の幸福を祈願する江戸時代から続く伝統的なお祭りです。
毎年多くの方が酉の市の熊手を買い求め、幸福を祈りに参拝に訪れる姿は例年ニュースでも取り上げられ、初冬の風物詩の1つでもありますよね。
参拝客の中には、働き盛りの40~50歳代も多いですが、中には現役は既に退いたように見える70歳代の方も多くいらっしゃいます。
昨今は、第2の人生のスタート地点とされる60歳代以降も働きつづけるシニアは増えており、「できるだけ長く働けますように」と酉の市に参拝に訪れるシニアも少なくないようです。
しかし、「できるだけ長く働く」と言っても今のシニアはいつまで働くことを想定しているのでしょうか?
年金生活だけでの生活は厳しいとは聞くものの、そこまでして働かなければ本当に生活は厳しいものなのか。
今回は、70歳代ひとり暮らし世帯の貯蓄や年金、就業状況について見ていきながら、老後を年金だけで生活することのリスクについて考えていきたいと思います。