3. 70歳代の就業状況
最後に厚生労働省の「令和4年版 高齢社会白書」をもとに70歳代の就業状況を見ていきます。
このデータによれば、70歳代前半の32.6%、75歳以上の10.5%が働いています。
70歳代の就業率は年々増加しており、今のシニアは「できるだけ長く働く」ライフスタイルに沿って年金生活を送っているようです。
しかし働くにしても、健康でなければ働き続けることは難しいですし、シニアの働く期間というのはどうしても期限があります。
老後の年金生活は、「長く働くことで自分の年金生活を支える」ではなく、「いつ働けなくなっても余裕がある年金生活を送れる」ように、年金生活に入る前に十分な老後資金を準備しておく必要があるでしょう。