産後退職すると正規雇用は難しい場合も

共働きが主流な現代ですが、厚生労働省「2021(令和3)年 国民生活基礎調査の概況」によれば、子どもがいる世帯の母で正規の職員は29.6%、非正規の職員は37.3%となっています。

出所:厚生労働省「2021(令和3)年 国民生活基礎調査の概況」

非正規で働く女性のほうが7ポイント以上多く、パートで働く女性が主流でしょう。

育児中の女性がパートを選ぶ理由は多々ありますが、子どもが小さいうちは毎月のように熱を出しますし、行事や個人面談、役員、PTA、また習い事や塾の送迎など園や学校に時間を割く時間は意外と多いものです。

アレルギーや喘息などの持病があったり、また障がい児や医療ケア児を育てる方もおり、専業主婦やパートを選ぶ方もいるでしょう。

同資料より、末子の年齢別の母の仕事状況についても確認します。

出所:厚生労働省「2021(令和3)年 国民生活基礎調査の概況」

正規の職員は末子の年齢が0~3歳で比較的多いですが、非正規になると0~3歳は少ないことがわかります。このことから、正規職員の母は産前から仕事を続ける方が多いと予想できます。

年齢が上がるにつれ非正規は増えるものの、正規はゆるやかに減少しており、一旦退職すると正規雇用に就くのは難しいと言えるでしょう。

育児をとりまく環境はここ数年でも大きく変わっっているもの。今の40~50歳代の方が第1子を出産するときは、今ほど仕事と育児の両立や男性の家事育児への参加が当たり前とされていませんでした。

当時の風潮により一度退職したものの、本当は仕事を続けたかったと思う女性も多いのではないでしょうか。