3. 2022年の今、不動産は買い時?

上記のグラフは、LIFULL HOME’S住まいインデックスで公開されている東京都の中古マンション価格の推移をあらわしたものです。

このグラフでは、築10年・専有面積70m2の条件でAI査定した参考価格が採用されています。直近3年間では16.99%の上昇がみられ、内訳をみると初年度が1.59%、2年目は8.21%、3年目が7.19%と2年目以降急上昇していることが読み取れます。東京都においては、中古マンション価格の上昇傾向から資産価値の高まりが窺えるでしょう。

物価上昇に加えて、以前から続く木材等の高騰が住宅価格に影響を与えています。一度値上がりした住宅価格が下がることは考えにくいため、特に新築住宅は今後も価格が下がりにくい状況が続く可能性が考えられるでしょう。

金融緩和政策が続いていることから変動金利は低い水準を維持することが予想されますが、今後いつまでも同じ状況が続くとは限りません。

世界的な金利上昇や円安の深刻化などの状況によっては、金融緩和を縮小もしく引き締めをする可能性も考えられます。

将来の金利を完璧に予測することは不可能であるため、金利が上昇した場合のことも考えた上で不動産の購入を判断する必要があるでしょう。